突然ですが私は心配性です。
あまり深く知らない人からすると「お前が心配性なんて笑わせるな」そういわれることもありますがそれでも私は心配性なのです。
例えば車のカギを閉める時、私はキーロックのボタンを3回押します。これは
(ピッ!)
「あれ?ちゃんと閉まったのかな?」
(ピピッ!)
「あぁ閉まってたのか」
(ピッ!)
「よし完璧」
ということをほぼ毎回やっています。
これをやらないと後で「あれ?鍵閉めたっけ?」となりやすくそればっかりが気になり他のことに集中できなくなるのです。
しかし心配性だということは何も悪いことばかりではありせん。だから私はこの心配性な性格を治したいと思ったこともありません。
というわけで今回は「自分が心配性すぎて嫌になる」という人のためになぜ私がそう考えるのかをお伝えしていきましょう。
目次
心配性であることのメリット
心配性というとストレスが溜まる疲れやすいなど、デメリットが多いようなイメージがありますが決してデメリットだけではありません。
これらのメリットがあるからこそ私は心配性である自分を認めることができるのです。
想定外のことがおきづらい
想定外のことというのは焦りや緊張を生み失敗につながりやすかったり本来の力を発揮できないことが多々あります。
しかし、心配性な我々は事前にある程度シュミレーション出来ているからこそ想定外を想定内に収めることができるのです。
仕事で起こったトラブルに柔軟に対応したりいつ地震が来ても大丈夫なように防災バックを準備したりとこういったことは日ごろから“心配”して対策を考えているからこそできることなのです。
それでも想定外のことは起きますが、日々色々なことをシュミレーションしていればそれらを応用することだってできるので落ち着いて行動できる可能性はグンと高くなります。
大切な人を守ることができる
心配性な人は危険予測が得意だとも言えます。
前の車が少しフラフラしていたら「もしかしてわき見運転しているのかな?」と、少しいつもより車間距離をとったり
青信号でよそ見をしながら横断歩道を歩く我が子に「青信号でも曲がってくる車がいるから気を付けないといけないよ」と注意を促したり
こういった小さなことの積み重ねが自分自身だけではなく周りの大切な人たちを知らず知らずのうちに危険から守っていることだってあるのです。
気遣いができる
心配性な人は自分がとった行動や言葉に対して相手に与える影響というのをとてもよく考えています。
そして、周りをよく見て行動している人が多いので困っている人を発見しやすく声をかけてあげることができるのです。
気遣いというのは気付くことから始まります。
色んなことが心配で色んなところに目を向けている人はそれだけ多くのものが見えているということです。
失敗が少ない
全く失敗しないという人はいませんが失敗が少ない人というのはかならず存在します。
それはどんな些細なことでもしっかり確認したりきちんと計画を立てるなど準備が出来ている人です。
心配性な人はこれでもかというくらいきっちり仕事をこなします。
なぜなら失敗すると怒られることも周りの人に迷惑をかけることもよくわかっているからです。
たまに失敗したときは必要以上に落ち込んだりもしますが普段、失敗が少ないからこそ「珍しいね、次から頑張ろう」と優しく声をかけてもらえるものです。
心配しすぎないための考え方
ここまで心配性であるメリットだけをご紹介してきましたがやっぱりそれでも心配性でいることはとてもストレスがたまります
起きてもいないことを考えて、考えて考えて考えすぎて「うわぁぁぁぁ!」となる気持ちは心配性な人なら「あるある」とわかってもらえる
と思います。
そこで心配性な私が心配で心配でたまらない時に心を落ち着かせている方法を一緒にご紹介しましょう。
やれることは実行する
「家の鍵を閉め忘れたかも」
「お鍋の火消したっけ?」
もはやベタすぎて心配性な人と言えばこれ!といわれる“あるあるエピソード”ですが例えば私の場合まず冷静にその可能性と、どうなることが一番困るかということを考えます。
そしてたとえそれが一度戻ってしまうと会社に遅刻するような場面であっても必要だと感じたら戻って確認するのです。
もちろん仕事において遅刻することはよくないことですが、戻らずに家が火事になるほうがもっとまずいですからね。
ちなみに鍵の場合はかけ忘れている可能性とそのタイミングで泥棒に入られる可能性を併せて考えるとほぼ起こらないと考え仕事に遅刻してまでは戻りません。
もちろん心配だったから本当に危ないと思ったからという理由で人に迷惑をかけていいわけではないので、それが原因で人に迷惑をかけなら再発防止策を徹底的に考えしばらくはそれを実行します。
再発防止策は様々ありますが例のような状況だと一か月間ドアノブやコンロの写真をスマホで撮るなど後で確認できる方法にしておくと
余計な心配も減らせるので効果的です。
わからない時はハッピーエンドを考える
心配の中には考えても考えても結末がわからないものがあります。
そしてその場合多くが想像できる限りのバットエンドを思い浮かべているものです。
しかし、そこまで想像できるならハッピーエンドを想像することも実はたやすくできます。
例えば信号が変わったのになかなか前の車が発進せずクラクションを鳴らしたとしましょう。
すると前の車は急発進してすごいスピードで道を曲がり視界から消えてしまいました。
途端に「この後事故を起こさないかな大丈夫かな?」という心配が頭をよぎります。
しかしそんなことをずっと考えていても確認しようがありません。
それならあの車はそのまま走っていたら事故に遭ってたけど、あの瞬間スピードを出したことによって逆に事故をさけることができたなど、ハッピーエンドの方も想像してみましょう。
そうすることによって、バッドエンドがよぎる「もやもや」した気持ちをうまく切り替えることができます。
この記事のまとめ
いかがだったでしょうか?
日本人の90%は心配性だと言われていますが最近では図太いというか「細かいことは気にしない!」という人も増えてきたように感じます。
そうするといっそう心配性な自分はダメだと考えてしまいがちですが決してそうではないということをわかってもらえたかと思います。
心配性な性格というのはそう簡単に治るものでもありません。
なぜならそれだけ見えているし考えられているからです。
見て見ぬふり考えないふりができないなら、これも自分の特徴だと受け入れて有効に力を発揮したほうが自分にとっても周りの人へも良い影響を与えることができそうです。
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