できる大人は知っている!あなたは自分の“アンテナ”を思い通りに動かせますか?

情報があふれていると言われる現代ですが、情報があふれてから生まれた世代の人たちにはいまいちピンとこない言葉かもしれません。

はじめからそうであれば疑問に思わないことですが、実際に比べてみると現代人が1日に触れる情報というのは平安時代の一生分、江戸時代の1年分とまで言われており江戸時代からたった300年前後でこれほどまでに情報伝達というものは発展したのだと感心します。

多くの情報を得ることはそれだけ、多くの選択肢を生み、さらなる発展へと繋がっていくわけですが、本当にすべての情報に目を向けていると情報酔いしてしまいなにがなんだかわからなくなってしまうものです。

だからこそ、情報過多な現代には欲しい情報をしっかりキャッチするアンテナが必要でありそのアンテナを無意識ではなく意識的に操ることが「できる大人の必須スキル」となっているのです。

みんなの頭についている“アンテナ”ってなに?

アンテナというとテレビの電波を受信する「アレ」を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、もちろんそんなものが物理的に頭についているわけではありません。

しかし、誰しも頭の中にこのアンテナ機能が備わっているのです。

いまいちピンとこないという人のためにひとつ例を出してみましょう

あなたの中のアンテナテスト

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ではまずあなたの好きな色をひとつ思い浮かべて下さい。

赤、青、黄色、黒、白、紫

思い浮かばないという人は、どれかひとつ今の気分できめてもらって大丈夫です。

次に目を閉じて5秒間、今決めた色を頭の中で強く意識します。

目を開けたら自分のまわりを360℃見回してください

すると先ほど決めた色のものが自然と目の中に飛び込んできませんか?

これはカラーバス効果と言われる意識しているものが自然と目に入ってくる現象であり、朝のニュースの占いコーナーで「今日のあなたのラッキーカラーは青!」などと言われた日は、それを意識してしまうと青いものばかりが目に入り、世界は青いものばかりで出来ていると錯覚するほどに気になってしまいます。

こういった現象は他にもあり、カクテルパーティ効果と呼ばれる聴覚に現れるものもありますが、要は人間の脳は意識したものや好きなもの、自分に関連するものなど必要な情報を優先して感じとることができるということです。

-カクテルパーティ効果-
カクテルパーティのようにノイズが多い環境であっても自分のことを話している声や、自分の興味がある話自分の好きな人が話している声などは聞こえやすくなり、それ以外のノイズは逆に耳に入ってこないような状態を指す。

アンテナを自分の意志で動かす意味

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日ごろ頭の中のアンテナを意識していなかった人もアンテナの存在は確認してもらえたと思います。

そこでこのアンテナを自分の意志で動かす意味ですが

実はこのアンテナ「他人の意思で操作されている」ということにあなたは気づいていますか?

CMなどがその代表例ですが人の心理についてよく知っている人ほど他人のアンテナを操作するのがうまく、人はいとも簡単に刷り込まれてしまう生き物です。

あなたが自分の意思で選んだと思っているその選択は、もしかすると選ばされている可能性があるということです。

もちろん悪いことを考える人ばかりではないので、それが必ずしもよくないことだとはいいませんが、あなた個人の考えは思っている以上に他人に操作されているということを自覚しておく必要があり、自分のアンテナ主導権はしっかり握っておかないと自分の価値観がない「ないないづくし」の人間になってしまうかもしれません。

ノイズの中にも宝がある

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反対に自分の価値観をしっかりもって必要な情報だけが入るようにしておけばいいのかというとそういうわけでもありません。

最近では欲しい情報を検索すればすぐ答えとなる情報にたどりつくことができ日ごろアンテナを意識していなくても欲しい情報は簡単に手に入るようになりました。

多くの人は必要ない情報が全てノイズだと言わんばかりに本当に自分が興味のあることだけを情報収集しています。

その結果自分の中に蓄積される情報というのはとても偏ったものになり経験によって成長する私たちは自分で自分の成長を狭めていることになります。

興味があることや自分の好きな事というのはかならず既知のものでありまったく未知のものに興味や関心をいだくことはできません。

やりたいことがない好きなモノがないという人はもしかするとアンテナを狭めすぎて本当は有益になるはずだった情報もみすみす見逃しているのかもしれませんよ?

この記事のまとめ

メモ

アンテナを全く張らなければ欲しい情報すら手に入らず

主導権を放棄すれば他人の手のひらの上で踊らされることになり

かといって、ひとつのことにアンテナを伸ばし過ぎれば他の有益な情報を見逃してしまうかもしれない。

ここまで読んでいただいた人の中には「結局どうすればいいの?」とわからなくなってしまった人もいらっしゃるかと思います。

アンテナの動かし方については明日以降の記事にて更新していきますがまず今回の記事でお伝えしたかったことは、人はそれぞれ多くの情報の中から無意識的に情報を取捨選択しているということと、アンテナの主導権は自分で握っておかなければいけないというです。

頭の中のアンテナに興味がでたという人は明日以降の記事をお楽しみに!

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