前回、前々回に引き続き今回で3記事目となりましたアンテナシリーズ
いままではいかにアンテナを広げて色々な情報をキャッチすることが大切か、ということをお伝えしてきましたが今回の記事では逆にアンテナを絞るべき状況というのをご紹介していこうと思います。
1記事目はコチラ
■できる大人は知っている!あなたは自分の“アンテナ”を思い通りに動かせますか?
2記事目はコチラ
■やりたいことが見つからない!重要なのは“自己分析”とアンテナを広げること
目次
アンテナを絞るってどういうこと?
アンテナを絞るというのはわかりやすく言いかえると目先のことに集中するということです。
やらなきゃいけない仕事や勉強があり嫌々ながらも机に向かった時その作業に集中するはずが気付けば何十分もかけて机の周りを整理していた。
こんな経験ってありませんか?
これは逃げたいという気持ちに対して“口実を探す”というアンテナが広がってしまい普段は気にならないことが気になってしまうことが原因です。
これは私の考えですがアンテナを広げるということよりもアンテナを絞る=集中するということの方がはるかに難しく、少し意識したくらいでは意志の弱い人なら簡単に誘惑に負けてしまいます。
“何か”を成し遂げたい場合、最大のパフォーマンスを発揮する為には“集中”することが必要不可欠であり、これができなければいくらやりたいことが見つかっても結果を残すことはできないのです。
目先のことに集中するためにまずやるべきこと
目先のことに集中しないといけないということはわかっていてもなかなか集中できないのが人間です。
とくに今はパソコンやスマホひとつあればなんでもできる時代
ちょっと休憩がてらメールチェックなんて考えていると気付いたらスマホでゲームをしていたりYouTubeで動画を見ていたりなんていうのは日常茶飯事です。
私もこのブログを書いている途中に何度も脱線したことがあるのでその気持ちはとてもよくわかります。
今でもよく、なにか画期的な方法はないものかと色々調べたりする私ですが
今回はその中で気づいた集中するための基本的な考えというのを皆さまに共有しようと思います。
集中する方法というのは人それぞれ自分にしっくりくる方法があり、わたしのそれが皆さまに当てはまるかどうかというのはわかりませんが、すこしでも参考になればと思います。
その1 長時間は集中できないということを理解する
誰もがわかっていても意外とおろそかにされがちなのがこの“長時間の集中は難しい”ということ。
頭ではわかっていてもついつい5時間くらいはぶっ通しで作業しても平気だろうと無茶な計画を立ててしまうものです。
一説には人の集中力というのは90分が限界という見方がありますが、私の感覚では精神状態などによって短くなったり、長くなったするものだと考えています。
ほとんどの人は超集中状態になれば5.6時間は連続で作業ができると思いますが、集中が切れてしまった時にまた集中状態にもってくることが非常に難しく、1日という時間の中で見ると90分に1回しっかり休んだ時の方がはるかに多くの作業を消化できます。
どれだけ集中できるのか?というのは自分自身にしかわからないことなのでまずは自分が“どれくらい集中できるか”ということをしっかり把握することが大切だと言えるでしょう。
その2 しっかりと計画を立てて優先順位を守る
目先のことに集中するためには、それなりの計画や優先順位のふりわけというのは必要不可欠です。
とくにやらないといけないことが複数あるという場合や、ひとつのタスクを消化している間に他のタスクを消化しないといけない時間が迫ってくるなどという状況では、色んなことに気が散ってしまいどうしても目の前のことに集中できなくなってしまいます。
これに関しては過去にタスク管理の記事を書いているので、詳しくはそちらを参考にして頂きたいと思いますが、大切なことは出来るだけ具体的にタスクを細分化し、優先順位を振り分けた後はその優先順位をしっかり守ることです。
そして、休憩するタイミングを意図的に入れるということも忘れてはいけません。
関連記事:頭の中のごちゃごちゃをスパッと整理!簡単でスッキリするタスク管理の方法
その3 集中が切れた時に復活する方法を知る
集中というのはふとした瞬間に切れてしまうことがあり、それが意図していなかったタイミングであればまた集中状態にもっていくということは非常に困難なものです。
私の場合は作業場所を変えたり、それが出来ないなら部屋の中をぐるぐる歩いたり大きくガッツポーズをとるなどして集中を取り戻そうとしますが、集中状態から離脱した場合は疲れが先行しすぎてそのままデスクで仮眠をとることもあります。
外で仕事をしていた時は「パンッ!」と手を打ち鳴らすというルーティンをとりいれ強制的にスイッチをONにするということをしていましたが
実はこれが一番効果がありました。
今は家で仕事しており夜中に仕事をすることもあるので実践することはできませんが、こういった簡単なことで集中状態にもっていくことができる場合もあるので、色々なことを試して自分に合ったものを見つけておけばいざ集中が切れた時でも意図的に集中状態へ戻ることができます。
これらに関してはコチラの記事が参考になるかもしれません。
関連記事:「やる気がでない」時も、ある単純な仕組みに気づけばやる気スイッチは簡単にONになる。
長期的な計画に挑む場合はたまにアンテナを広げる
その日その日で完結する最小単位のタスクというのは集中状態で挑む必要がありますが、それが長期的なプロジェクトや目標にそったタスクなのであれば途中でアンテナを広げることを忘れてはいけません。
というのも目先に没頭し続ける毎日を送っているとついつい時間感覚が狂ってきてしまいます。
短期的に見た場合はあまり影響がないかもしれませんが長期的に見た場合“時間が経過している”ということは思わぬズレを生むことがあるのです。
計画を立てた時、先に見えているものはあくまで「予想」でありどれだけ細部に目を配り、緻密に立てた計画であっても起こり得るすべてのパターンを把握することはできないのです。
こうした「ズレ」を解消するためには計画を何度も練り直す必要があり、それを正しく行うには「気付き」がないといけません。
つまりどれだけ忙しい日々が続いたとしても、消化していくタスクとタスクの合間にアンテナを広げて情報収集することが必要不可欠であり
、メリハリをつけてアンテナをうまく操る必要があるということです。
この記事のまとめ
3つの記事にわけてご紹介したアンテナのお話はいかがだったでしょうか?
現代では情報の波にのまれたり、ノイズに心を乱されて思考停止に陥いることがままあります。
確かに考えるということはとても疲れることで毎日毎日いろんなことを考え、あらたな情報を与えられ続けていると、考えること自体を放棄してしまいたいそんな衝動にかられることもあります。
しかし思考停止状態になればそれ以上成長することが出来なくなり、その後の時間というのはただただ過ぎ去っていくだけのものになってしまいます。
そうならないために自分の中のアンテナに気づき自分の意志でコントロールしてこの情報社会をうまく渡っていきましょうというのが今回の3つの記事で私がお伝えしたかったことです。
一歩でも前に進みたいと思うのであれば考えることをやめず常に頭と心のアンテナをしっかりメンテナンスしておきましょう。
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