言葉の重みというのはとても不思議なもので同じ言葉でも「誰」が「誰」に「何」を言うかによって与える印象や深みというのはとても変わってきます。
私もブログやWEBサイトをいくつか運営していますが、そこには言葉が必要不可欠であり多くの人に見てもらえることも誰にも見てもらえないこともあります。
これらは“重み”だけが原因ではありませんが、私も言葉を伝える仕事をしている以上は軽いと思われるよりも重みや深みのある言葉を発信できる人間になりたいと感じています。
“言葉の重み”ってなんだろう?
当然のことですが言葉には本来物理的な重みというものは存在しません。
しかし、明らかに発する人によって心に刺さる場合とそうでない場合があり、話し手自身の評価や話し手と聞き手の関係性などが“重さ”となって言葉に上乗せされ発せられた言葉に本来の言葉以上の意味をもたせることがあります。
よく年長者の話を聞くと重みのある言葉だなと感じることが多いですが、若い人の中にも重みのある発言をする人が多数存在します。
単純に年齢だけでは測れない発言の重み。
いったいどういう人たちが発する言葉に重みがあると感じるのでしょうか?
キーワードは「自信」「正確性」「思いやり」
発言に重みがある人というのは総じて話すことも聞くことも上手でコミュニケーション能力に長けているという特徴があります。
逆に言えば話が下手なのに発言に重みがあるということはあまりありません。
私は単純に人の話を聞いたり本を読むことが大好きですし、ブログやサイトの運営をしているという背景もあり言葉には人一倍敏感な人間です。
そんな私が普段の生活の中で「この人の発言は重みがあるなぁ」と感じた人の特徴を3つのパターンにまとめてみましたので「自分の発言も、もう少し重みがあれば」と感じている人はぜひ参考にしてください。
経験に裏打ちされた自信がある
自信がある人の言葉はそれだけで心に刺さることがあります。
そしてその自信というのはやはり経験に裏打ちされたものでなくてはいけません。
やったこともないのに見聞きしただけで「これはこうだよ」と自信満々に言われても、「ホントかよ」と思ってしまうのが人間で、その情報が正しい正しくない以前に、根拠のない自信で語られる言葉というのはそれだけで聞くに値しない軽い言葉になってしまいます。
有識者の言葉というのはそれだけ重みがあり、時に真実でないとしてもあたかもそれが真実かのように人々の心に深く刺ささり多くの共感を得ることがあるほどです。
ひと言まとめ
これにはある程度の経験や評価が必要であり一朝一夕で身に付くスキルではない。
的を得た正確な意見を言う
常に的を得た意見を言う人というのは意外なほど少なく、人はきれいごとを言って会話自体を煙に巻くことが多くあります。
そして、同じように正確な情報や言葉だけを口にするということも非常に難しく、間違った発言をしたり言葉自体を間違って使ったりなどというのは日常茶飯事です。
的を得た正確な意見というのは時に経験や年齢を超越した重みを発することがあり、核心をついた言葉に「ハッ」とさせらることがあります。
私もこういった記事を書いていると書きたいことがあふれどんどん本筋から遠ざかってしまうことがあり、綺麗で適切な表現ができる人や
的を得た意見を言える人にはそれだけで憧れてしまいます。
きれいごとしか言わない人の発言というのは退屈であり、それが本心であってもあらぬ誤解を生むことがある。
思いやりがあり、わかりやすい言葉を選ぶ
最近ではテレビなんかでもよく耳にしますがよくわからないカタカナ言葉や一部で使われているだけの造語などを共通認識であるかのように当たり前に使う人がいます。
ブログのような媒体では検索されることを考えあえてそのような言葉を使うということもありますが、日常会話でよくわからない英語を平気で会話に織り交ぜて話す人というのは逆にバカっぽく映るものです。
言葉とは相手に伝わってなんぼのものです。
相手を思いやる気持ちがあれば、相手が知らないかもしれない表現は当然使わないし使うべきではありません。
悦に浸ってカッコいい言葉を並べてもその本質が伝わらなければなんの意味もないのですから。
反対に例え話が上手な人の話というのは聞いていて飽きることがなく、本質に近い意味をわかりやすくとらえることができます。
日本語というのは知れば知るほど難しく、多種多様な表現があります。それだけにうまく使うことができればより深く簡潔に想いを伝えることができるので、上手く使いこなしている人の言葉はキレイでわかりやすくそれゆえに心を動かされることがあるのです。
ビジネスシーンでは冗談かと思うほど英語を織り交ぜて話す人もいるが慣れ過ぎて無意識に発言している人も多いので注意が必要。
この記事のまとめ
いかがだったでしょうか?
言葉に重みを与えることは今日、明日意識しただけですぐにできるというものではありません。
しかしわかりやすい言葉を使うなどすぐに実践できるものもあり、そういったことの積み重ねが言葉に重みを与えられる人になる近道のひとつとなるはずです。
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