普通に生活していれば、誰もが一度は経験する「失敗」
中には失敗しないように石橋を叩いて、叩いて、叩きまくるという人もいらっしゃるとは思いますが、それでも避けることができないのが、「失敗」の怖いところです。
失敗は成功の基なんて言いますが、全ての失敗が「反省するべきもの」だとは限りません。
失敗して凹むくらいなら、さっさと寝て忘れてしまうことも「手段」のひとつです。
しかし、これが出来るようになるためには、「反省するべき失敗」と「忘れるべき失敗」の線引きが出来ていなくてはいけませんよね?
そこで今回は、これらの「失敗」の違いを考えていきましょう。
反省するべき失敗とは
反省するべき失敗を反省せずに、うやむやにしてしまうことはリスクが高く、同じ失敗を繰り返し、自信や社会からの信用を失ってしまうことがあります。
ではどういった失敗が「反省するべき」ものとして挙げられるのでしょうか?
答えはとても簡単でその失敗を「回避」できたのであれば、反省するべき失敗だと筆者は考えます。
遅刻や忘れ物、確認不足による勘違いや凡ミスなど、自分の「詰めの甘さ」や「油断」が招いた結果なのであれば、しっかりと反省し、再発防止策を考えるべきです。
「他人に迷惑をかけなかったら別にいい」と感じる人もいらっしゃるかもしれませんが、自分の中で「失敗」だと思っているのであれば、早いうちに修正しておかないと癖になり「自分はダメだ」と自信を無くすことに繋がりかねません。
浪費や過食など、「欲」を開放しすぎて起こる自分の中の失敗は、積み重なると「理想の自分」から程遠い姿へ自分を追いやってしまいます。あまり節制しすぎるのもよくありませんが、ほどほどにしておかないと取り返しのつかないことになってからでは反省のしようがありません。
反省はポーズだけでなく、具体案を考える
ひとくちに「反省」と言っても
「遅刻したから、今日から早く寝る」なんていう、ポーズだけの反省はあまり意味がありません。
失敗には必ず原因があり、その根本的な部分を改善していかないと、同じ失敗を繰り返してしまう可能性が残ってしまいます。
まずは、なぜ失敗したのか、繰り返さないためにはどうするべきかを考え、より具体的に再発防止策を考える必要があります。
遅刻であればそれはなぜなのか
夜更かしが原因か、目覚まし時計がならなかったからか、スケジュールの確認を怠ったからなのか、考えていけばきっと思い当たる節があると思います。
それによって
「夜○○時までに寝る」
「目覚まし時計は複数用意する」
「寝る前に翌日のスケジュールを確認する」など
具体的な再発防止策を考えて、実行するようにしていけば、きっと同じ失敗を繰り返し惨めな想いをすることはなくなるのではないでしょうか?
忘れるべき失敗とは
失敗は成功の基とは言え、全ての失敗を気にして生きていては、心がズタボロになってしまいます。
私が考える忘れるべき失敗というのは、「どれだけ考えても自分に原因はなく、回避する方法が無い」ものです。
一番多いのは、相手の勘違いによって生まれるケースです。
社会では自分は正しいことをしているのに怒られるという「理不尽」なことがたまに起こります。
こんな時、相手が勘違いだと気づいて「ごめんね」と言ってくれればいいのですが、中には自分のミスを認めることなく「あなたがこうしていれば」と責任転嫁してくることすらあり、素直な人は「確かにそうだ」と納得させられるかもしれません。
よほど相手をミスリードさせるような言動があったのであれば反省すべきですが、そうでないのであれば「あぁはいはい」と軽くスルーしてしまうことも大切で、どうにも収まらないのであれば信頼できる人に吐き出すか、美味しいものでも食べてその日はさっさと寝てしまいましょう。
この記事のまとめ
我々は、日々失敗し、反省して、成長していくものですが、全ての失敗に「ああだこうだ」と対策していては、心がいくつあっても足りません。
かと言って、「思考停止状態」で全てをスルーしていては、きっと大事なものを見逃してしまうことになるでしょう。
なにかとストレスがたまりがちな現代社会ですが、見極める「目」を養って、うまく切り抜けていきたいものです。
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