LINEモバイルがサービス開始!格安SIMの勢力図が変わる?

本日より、新カテゴリー「UNOMIKA! TREND」が開始となりました。
これまでの「UNOMIKA! WORK」「UNOMIKA! LIFE」に続く、新しいカテゴリーとして「今」が旬のトレンド情報をお送りいたします。

記念すべき1回目の本日は、得意分野であるスマホ関連の情報をご紹介します。

今回のテーマはタイトルにある通り、「LINEモバイル」ですが、皆さまはあのLINEが格安SIMの提供を開始したことをご存知でしょうか?

ネットではすでに話題となっており、なんでも「カウントフリー」という素敵な付加機能があるそうです。

LINEと言えば、今や日本中のほとんどの人が知っている知名度の高いサービスだけに、どんな戦略を使ってくるのか筆者はわくわくが止まりません。

LINEモバイルの概要

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注目機能である「カウントフリー」についてお話をしたいところではありますが、まずはLINEモバイルの基本情報を確認しておきましょう。

LINEモバイルはドコモ回線を使った格安SIMを提供する通信サービスで、既存のドコモ端末やSIMフリースマホなどで利用することができます。

LINEモバイルの料金プランはシンプルに2つに分かれていて、LINEが使い放題になる「LINEフリープラン」とLINE・Twitter・Facebookの3サービスが使い放題となる「コミュニケーションフリー」というプランがあります。

簡単にそれぞれのプランの料金をまとめておきましたので、まずは月額料金から確認していきましょう。

LINEフリープラン

LINEフリープランの利用料金は500円/月(税抜)、ひと月あたりの利用可能通信量は1GBまでです。

オプションサービスは、「SNS:+120円/月」、「音声通話:+700円/月」が別途必要となりますが、LINEが使い放題になるということは、LINEアプリを使った無料通話が使えるので、音声通話機能が必要ないという方ならば、基本料金の500円だけでも利用可能ということになります。

1GBというのは一般的に非常に少ない通信量のため、このプランのターゲットはお子様やはじめてスマホを使う方、スマホの利用頻度が極めて低い方などが挙げられます。

「子供にスマホを持たせたいけど料金が…」という親御さんにはぴったりのプランだと言えますね。

コミュニケーションフリープラン

コミュニケーションフリープランは、LINEフリープランと違い、ひと月あたりに利用するデータ通信量が選べるようになっており、選んだ通信量に応じて、月額料金が決まります。

-データ量と月額料金-
3GB:1,110円/月
5GB:1,640円/月
7GB:2,300円/月
10GB:2,640円/月
※各プランともSNS機能付き

オプションサービス: 音声通話+580円/月 など

そして、LINEフリープランとの大きな違いは、「LINE・Twitter・Facebook」を利用する際のデータ通信量がカウントフリー(つまり通信量なし)になるという点です。

他の格安SIMと比較すると、少しだけ割高に感じる料金ではありますが、これらのサービスをよく使う人にとっては「最安」となる可能性を秘めています。

SNS世代からの支持に期待

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格安SIMというのは、事業者によって力を入れている部分が異なるため、「料金が安い」事業者もあれば「安定性が高い」事業者もあるため、自分の利用シーンに合った事業者を選ぶことが最善です。

LINEモバイルの特徴は圧倒的な知名度とSNSのカウントフリーにありますので、主にSNS世代からの支持を受けることが出来れば、一躍「格安SIMのスタンダード」となる可能性を秘めています。

しかし、注目されているカウントフリーには当然「制約」があり、対象のSNSであっても「外部リンク」を辿って別のWEBサイトへ移管した場合は、データ通信量が加算されてしまいます。

この部分をユーザーがどう受け取るかによって、LINEモバイルが「格安SIMのスタンダード」になり得るかどうかが分かれるのではないでしょうか?

「そんなの気にしない」というユーザーが多ければ何も問題ありませんが、SNSと言えばただ近況を報告しあうだけでなく、「WEBサイトのシェア」をすることも用途のひとつとなっています。

今では、SNSを使ってランチのお店を探すといったユーザーも増えているようなので、こうした「シェアありき」の使い方が根付いてしまっている現状では、外部リンクを踏まずにSNSを利用することは不可能に近く、そこに「不便」を感じる人が多ければ多いほどLINEモバイルが支持されないという可能性があるのです。

もちろん、外部リンクまでカウントフリーにしてしまうと、見たいサイトを一括でSNSにシェアしておき、ブックマーク代わりにして使うといった手段が横行するのは目に見えているので、規制緩和されることは期待できません。

しかし、これらの問題が懸念で終わり、対象のサービスが拡充され、安定性なども問題なく利用できるとなれば、もともとの知名度も手伝って、大きく格安SIM市場が動く可能性がありますので、今後の動向に注目したいと思います。

この記事のまとめ

メモ

急激な速度で成長したスマホ市場ですが、最近では大手キャリアの料金への不満から、格安SIMへ乗り換える人が増えてきています。

こうした流れの中で、今回のLINEモバイルがどういった戦略を使い、のし上がっていくのかを楽しみたいところです。

「電話とメール」という概念しかなかった我々に、連絡手段の新しい概念を与えてくれた「LINE」は格安SIM市場でも、その旋風を巻き起こすことができるのでしょうか?

 

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