最近、台風の影響か変わった天候になることが多く、仕事の合間に散歩に出ると虹を見かける機会がありました。
虹というのは一般的に「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」の7色だと言われていますが、これらの色を見た時にそれぞれ異なる印象を受けると思います。
我々は色によって様々な印象や影響を受けるものですが、この「色の持つ力」を皆さまはご存知でしょうか?
人と色の関係
皆さまにも好きな色やついつい選んでしまう色があると思いますが、我々人間にとって「色」というのは、意外と深い関わりのあるものだと思います。
今では「色」に関わる仕事をされている方も多くいらっしゃると思いますが、私のような「サイト運営」で生活している者にとっても色というのは意外と大切な役割があります。
目たせたい言葉には赤を使ったり、関連記事のリンクを挿入するなら青を使ったりと普段何気なく見ているWEBサイトも色による印象や影響を考えた作りになっているものが多数あるのです。
逆に考えると色から「作り手」の心理(狙い)を読み解くことができるので、「それぞれの色が持つ力」を知っていれば色々な楽しみ方がありそうです。
膨大な色の情報をここに書いていくわけにはいきませんので、今回は冒頭で出てきた「虹の7色」に絞ってご紹介していこうと思います。
虹の7色で見る“色の効果”とは?
虹に使われている色、つまり「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」の7色には、それぞれ異なった効果があります。
ここでは、それぞれの色にフォーカスをあててどういった効果があるのかを見ていきましょう。
赤の効果
赤というのは目立つ色の代表格であり、警戒や注意といった印象を受ける色です。
道路標識で赤と言えば、進入禁止や通行止めなど「禁止」という意味のものに多く使われています。
その反面、温かみを感じる色でもあり、実際に人間の交感神経に刺激を与え、体温を上昇させる働きもあるようです。
エネルギッシュで気持ちを前向きにしてくれる色なので、新しいことに挑戦するときに選ぶと良い色だとも言えますね
-世の中の「赤」-
ポスト・消防車・東京タワー・リンゴ・イチゴなど
橙の効果
赤と黄色の中間に位置する橙色。
この色はポジティブかネガティブかで言えば、間違いなくポジティブな印象を受ける色であり、「暖み」や「元気」をイメージできる素敵な色です。
食欲増進効果もあるそうなので、「最近食欲がなくて…」という人ならば積極的に取り入れていきたい色ですね。
あ、だから、紅葉がキレイな秋は美味しいものが食べたくなるのでしょうか?
また、親しみが生まれやすい色だとも言われていますが、そういえば「橙色が嫌い」という人はあまり見かけたことがありません。
-世の中の「橙」–
みかん・紅葉・夕日・にんじんなど
黄の効果
私は黄色と言えば光を連想させ、なんとなく「速さ」を感じる色ですが、こちらも道路標識などでよく見かける色であり、「警戒」を表す色として使われています。
それだけ黄色というのは目立つ色ということですが、実は集中力や判断力をUPさせる効果もあるそうです。
ということは、仕事の効率アップなどにも活かすことができそうなので、「最近気が緩みがちで…」という方は黄色のネクタイなどをしてみてはいかがでしょうか?
受験勉強をしている学生さんなら、黄色いハチマキなんてどうでしょう?
-世の中の「黄」–
レモン・ひよこ・ひまわり・バナナなど
緑の効果
最近私の中でプチブームを起こしている「緑」ですが、自然に多く見かけるこの色は「安心感」や「安定」といった印象を受ける色です。
実際、緑にはリラックス効果があり、都会に暮らす人たちの中では、安らぎを求め部屋に観葉植物を置いているという人も結構いらっしゃるのではないでしょうか?
確かに、日々のストレスを解消するために、山や森林へ行った時、木々が緑ではなく全て黒だったりしたらどれだけ空気が澄んでいても緑ほどのリラックス効果は得られないかもしれません。
最近お疲れ気味の方ならば、デスクに小さな観葉植物を置いてみたりなんていうのはいかがでしょうか?
-世の中の「緑」–
葉っぱ、カエル、カメ、ライムなど
青の効果
青にも緑同様にリラックス効果がありますが、緑よりも何か「スッキリ」とした印象を受ける色です。
気持ちを抑え、冷静さを与えてくれるこの色は、リラックス効果だけでなく集中力アップの効果なんかもあるので、多くの人に愛される色だとも言えそうです。
色にはそれぞれ感じる「温度」があり、その中でも青は「冷たい」「涼しい」といった印象を与える色なので、暑い夏にはどうしても求めたくなる色だと言えます。
他には食欲を減退させる効果もあるそうなので、ダイエットの強い見方にもなってくれそうです。
でも、暑い夏の「ブルーハワイ」ってとても美味しそうに感じます。これは、「食欲減退効果」よりも「冷感効果」の方が勝っているということなのでしょうか?(笑)
-世の中の「青」–
空・海・ブルーハワイ・オオイヌノフグリなど
藍の効果
藍色、最近ではインディゴという呼び名の方がしっくりくるという方も多いかもしれませんが、この色はなんとなく神秘的で静かなイメージのある色です。
青に似て「落ち着く」イメージがありますが、青の「爽やか」な印象より、品のある控え目な印象を受けます。
2020年に開催予定の「東京オリンピック」でもそのエンブレムに「藍色」が使われており、なにか日本の伝統のようなものを感じさせるとても素敵な色ですよね。
これを機会に世界中で「藍色」に注目が集まったりするのでしょうか?
-世の中の「藍」–
藍染・夜空・深海など
紫の効果
紫というのは、見る人、見る時で色々な印象を受ける色ですが、「不安」のようなネガティブなイメージもありならが、どこか「高貴」な印象を与える色です。
調べてみると、「芸術」「神秘」「上品」「中性」「不安」「不吉」と様々な言葉がヒットし、どれも「確かに」と思ってしまうこの色にはなんとも不思議な魅力があります。
紫が好きな人の中には、こうしたミステリアスな部分が好きだという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
-世の中の「紫」–
スミレ・紫芋・ぶどう・ナスなど
この記事のまとめ
今回は虹の色になぞらえて「色の印象や効果」についての記事となりました。
ちなみに、「虹色」つまりレインボーにもまた別の効果があるそうで、「幸運」や「希望」といったハッピーな色なんだそうです。
たしかに虹を見ると「お、ラッキー」と思ってしまうので、それもまた色の持つ力のせいなのかもしれません。
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