優柔不断を治したいと考える前にどうすれば活かせるのか考える

皆さんはものごとを選択するときにぐに決断することができますか?

「こっちにしようかな」
「いや、やっぱりこっち」
「ちょっと待てよこっちも」
と一人で右往左往しながら、なかなか決断することができないという人は少なくないかと思います。

「よし、コレだ!」と何事もかっこよくスパっと決断する姿は、優柔不断な人からみるとかっこよく映るものですが、今回は優柔不断のいいところにも少し目を向けてみましょう。

優柔不断とはどういうことか

そもそもの話ですが優柔不断というのはどういうことをいうのでしょうか?

一般的な解釈でいうと何かの決断をする時になかなか決断できないことといったところでしょうか?

外食するときに何を食べるかきめられない

服を買うときにどれかひとつに決められない

せっかくのデートなのに行き先が決められないなど

「あぁ、あるある」と思ったあなたには優柔不断な一面があるということです。

優柔不断というのはそれを治したいと考えていても一朝一夕で治るようなものではなく、それが原因で悩むようであれば良い所を考え
前向きに捉えるというのもひとつの手段です。

優柔不断の良いところ

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優柔不断というとどうしてもダメなところばかり取り上げられよくないイメージがあるものですが良いところは何もないのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。

「迷う」というのはそれだけ選択肢があるということで多数の選択肢を思いついたりその先を想像する力があるということにもなります。

今回はそんな優柔不断の良いところを3つご紹介しましょう。

柔軟な発想力

優柔不断な人は
「あ、でももしかしたらこんなことが起こるかもしれない…」
と、一度決めかけたことを再び考えなおしたりすることがあります。

「そんなことあるわけないよ」とまわりから呆れられることもありますが、少ないヒントから柔軟な発想をするというのも本来難しいことです。

あぁでもないこうでもないとまだ起きていないことを心配する様は少し臆病に映るかもしれません。

しかし、臆病なことも悪いことばかりではなく、人は臆病だからこそ色々と知恵をしぼるものなのではないでしょうか?

視野が広い

「これいいな、いやあっちのも良さそう」と色々なものに目移りしている優柔不断な人を見かけると「早く決めてよ」と言いたくなることがあります。

しかし人というのは本来たくさんの選択肢の中から比較するということが苦手であり、あまりに選択肢が多いと見えているはずの選択肢を
見ようともしないことがあります。

その点優柔不断な人というのは見えている範囲が広く、見えているものをきちんとひとつの選択肢としてとらえ最良なものは何なのかということを慎重に考えようとするクセがあり、そういった広範囲の視野は仕事だけでなく生活の中ででもきっと役に立っているポイントとなっていることでしょう。

考えの深さ

選ぶものにもよりますが短期的なことばかり考えていて長期的な部分に目がいかず忘れたころに損をするということが日ごろの生活の中でもしばしば出てきます。

「安いからと色々な食品や調味料を買い込み賞味期限切れで捨ててしまう」なんていうのはその典型とも言えますね。

なんでもすぐに決められる人は「安いんだから買っちゃいなよ」と言いがちです。

しかし、優柔不断な人はその未来を考え中長期的に損をしないかという深い考えができるからこそ、未来のリスクを最大限に減らすことが
できるのではないでしょうか?

知っておかないといけないダメなところ

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ここまでは優柔不断な性格のよいところを主に取り上げてきました。

しかし、当然みな感じている通り優柔不断には悪いところもあります。
迷いが多いということはそれだけ決断が遅れるということであり、仕事や生活の中ではその遅さが致命傷となることも確かにあるのです。

例えばスポーツなんかがわかりやすいですが、仮にサッカーをしているとして「どんなコースでシュートすればよいのか」ということをボールを蹴る直前に色々比較していてはどうしても対応が遅れ、ボールを蹴る前に相手に奪われてしまうことになります。

このことから知っておくべきことは「流れ」の中にいる時はできるだけ早い決断をするべきだということです。

正直、お昼になにを食べるのかなんていうことはどれだけ時間をかけて迷ってもべつに良いと思います。
それで損をしたり、味がかわったりするわけではありません。

しかし、流れの中、とくに仕事のように自分以外の人やものとの兼ね合いがあり、その流れの中で決めないといけないという場合はできるだけ迷わないようにしておきましょう。

「それができないから優柔不断なんだ」

そういう声も聞こえて来そうですが、それならば事前に準備をしておけばよいのです。

事前に自分の価値観をしっかり把握しておいたり、流れに到達する前に予測をしておき求められるであろう選択を迫られるまでに答えを用意しておく。

具体例でいうと明日の会議の議題がわかっているなら夜、お風呂の中ででもしっかり自分の考えをまとめておくというようなことです。

この準備があるかないかということだけでも選択をする速度というのはかなりかわってくるものです。

「そんなことできっこない」そう思った方もいらっしゃると思います。

しかし、それはもしかしたらやったことがないのに思っているだけではないですか?

迷うだけの選択肢を思いつく発想力や想像力があれば、きっとあなたにも事前の準備はしっかりできるはずです。

この記事のまとめ

メモ

今回は優柔不断を治したいと考える前にどうすれば活かせるのか考えるということをご紹介しました。

日々の生活の中にはとてつもない量の選択があり、そのどれもに本気で悩んでいるととても疲れると感じるかもしれません。

「優柔不断を治したいからなんでもすぐに決めるようにする」という考えをもつことも否定はしませんが、どうせ改善しようと考えるならよいところを伸ばし、悪いとところだけを治していくほうがより成長につながるのではないでしょうか?

私のまわりにいる優柔不断な人というのはとても臆病な人が多く、それだけにいつも素敵なアイデアにあふれている人が多いです。

そんな優柔不断な人たちには決まらないからと考えることを放棄せず、最後まで考え抜く強い心を大切にしてほしいと思います。

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